あげくだのコンセプトとは

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1).浪費や保有は文化だ
これは正直な気持ちです。
例えば、不要なものが全くない部屋は、スッキリしていて気持ちのよいものです。
しかし、多くの場合ドラマに出てくるモデルルームのような部屋に住んでいる人って、わずかです。

主宰者の自宅を考えても、玄関口にはいつ誰にもらったのかも分からない、アイヌの人形や熊の置物が。
誰が書いたかわからない油絵が。押入れの中にはここ5年ほどケースから出してもいないギターや、古雑誌。
リビングには10年以上袋から出してもいないLPの山や、プレーヤ、VHS機器、レーザーディスクプレーヤ、カラオケ機器
洋服ダンスにはサイズオーバーした、スーツが数着(礼服も数着)本棚にはそれこそいつ購入したのかわからない本や辞書類が。
多くのお家ではこんなものです。
でもお金があったればこそできたのですし、それがあったからこそ、例えばギターがあったからこそ、かわいい女の子と知り合いになれたし、結婚もできたし、本があったからこそ、行ったことのない世界も知ったし、言葉も覚えたわけです。

つまらないものでも、所有することにより人生は変わります。
ものを持っていなければ、知らないまま過ごしてしまう日々もあります。
極論すれば、モノとの出会いが私達の人生を、より豊かにしてくれるわけで。
となると、お金は無くともたくさんのものにも出会いたいじゃないですか。

これが本音です。

2).3Rは社会的な動きです。でもそれだけ?
で、建前。
私達にいろいろな体験をさせてくれたモノたちは、やがてその役目を果たして、朽ちてゆきます。
でも、中には粗大ごみの日におさらばするのが忍びないものだってあるんです。
一方社会では3Rが言われています。
3R(スリーアール)とは、リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)の3つのR(アール)の総称です。
一つめのR(リデュース)とは、物を大切に使い、ごみを減らすことです。
例[1]:必要ない物は買わない、もらわない
例[2]:買い物にはマイバッグを持参する
二つめのR(リユース)とは、使える物は、繰り返し使うことです。
例[1]:詰め替え用の製品を選ぶ
例[2]:いらなくなった物を譲り合う
三つめのR(リサイクル)とは、ごみを資源として再び利用することです。
例[1]:ごみを正しく分別する
例[2]:ごみを再生して作られた製品を利用する
ということなのですが、この3つには、社会的な、即物的な行動動機はふくまれていますが、私達の心の動機というか、ものに対する気持ちが含まれていません。

例えば子供が小さい頃にお気に入りだった自転車は、不要になったからといって、即くず鉄に出来るでしょうか。
結婚式の時に無理して買ったウェディングドレスをウェスとして使えるでしょうか。
つまり3Rという運動は、モノを資源として見る傾向が強いと思うのです。

しかし、モノには思い出が詰まっています。そしてその思い出が強すぎないけれど、かと言って捨てるのには少し抵抗があるというモノには、命を再注入してやりたいと思うのです。子供が乗っていた自転車は、壊れていなければ、再びどこかの子供の瞳を輝かせるかもしれないし、ウェディングドレスは誰かの喜びの涙にぬれることができるかもしれないのです。
そもそもモノには命がないとお考えの方には、こんな考え方は理解できないかもしれません。
しかし、少なくとも主宰者は、モノに影響を受け、モノによって人生が変わりした人間です。
そしてそのモノによって受けた影響を好ましく思い、まだ影響を受けていない人にも、新しい何かを体験して頂きたいと願ったのです。

あげくだは、実のところそんな考えから始まったのです。

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